最近、SMSを受信する機会が増えてきた気がします。通販サイトでも、ID、パスワードの他に、SMSで送られてきた認証コードを入力するようなところも見られるようになってきました。
使われるようになってきたせいか、こんなニュースが出ていました。

今までは、例えばソフトバンクを使っている人がドコモを使っている人にSMSを送る(あて先として電話番号を指定してメッセージを送る)時、70文字までしか送れませんでした(英語だともっと送れますが)。それが、670文字まで送れるようになりました。
電子メールと違って送るたびにお金がかかるSMSですが、文字数によって料金が変わると書いてあります。
料金は1通70文字が基本
元々は70文字(半角英数字しか使っていなければ160文字)がSMSで送れるメッセージの最大文字数です。
長文のSMSはどうやって送るかというと、こっそり送れる文字数に分割します。分割するので、文字数によって、2通分のお値段になったり、3通分のお値段になったりと変わるのです。
受信したときに分割されていたSMSを繋げて、長い文面に戻します。これ、古い携帯を使っていると、繋げる機能がなくて、バラバラに分けられた複数のSMSが表示されるなんてこともあります。スマホであればSMSのアプリを更新すれば解決するので、ガラケーの古い機種でないと起こらないですが。
140文字のSMSは何通分の料金になる?
140÷70で2通分!とはならないです。繋げるための「のりしろ」が必要なんです。

「のりしろ」で6文字分とられるので、134文字までなら2通分におさまります。「半角文字なら…」という話は、除外しておきましょう。このブログの読者であれば、日本語のメッセージを送受信するのがほとんどでしょうから。
なので、140文字だと3通分の料金になります。

分割が生じると、「のりしろ」の分だけ送れる文字数が減ります。
何文字だといくらになるか、まとめた表がドコモのサイトにありました。
分割したものがそろわなかったら?
分割したメッセージは、全部受信するまでは表示されません。なので、理屈の上では長いSMSは届きにくいということになります。
が、SMSは受信できるまで再送信してくれることがほとんどなので、長い間、電波の届きにくいところにいたり、電源を切っていたりしなければ、気にしなくてよいでしょう。
写真は送れない。だから+メッセージ
670文字でくどくど説明されるよりも、一枚の写真のほうが多く伝わることもあるはずです。だから、Rich Communication Servicesの規格に従った+メッセージ(プラスメッセージ)が注目されるのでしょう。
もっとも、一般ユーザからすればSMSにこだわる必要はなくて、メールやLINEでも、Facebookのメッセンジャーでも、相手とコミュニケーションできればなんでもいいのです。そう考えると、RCSと騒いでいるのはSMS関係者ばかりなのかもしれませんね。
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