SMSを使った認証システムはこう作る!

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電子チケットの認証システムで炎上

最近炎上したのが、これ。認証のために国際SMSを発信させていて、通信料はユーザ負担というシステム。

星野源さんのコンサートチケットが「ローソンチケット電子チケットアプリ」から取る仕組みだったのだが、そのアプリを利用するには『国際SMS(1通50円~)』が必要になり、また何度やっても認証できない問..
  • 操作に対する反応がすぐには反映されないアプリ
  • 費用がかかる国際SMSを、利用者から送信させる仕様

利用者不在のアプリ設計/システム設計と非難されても、文句は言えないだろう。
ユーザーの操作はすぐに画面に反映されて誤操作を防ぐべきだし、費用が発生する操作は確認ダイアログを出すべき。そもそも、ユーザーに費用負担を求めないようにするのがこの手のアプリが目指す仕様ではないのか?

ユーザーがSMSを発信する必要があるのか?

SMSを使った認証というと、GoogleやAppleの二段階認証(二要素認証)がある。

どちらも、認証に必要な番号がSMSで送られてくる仕組みになっている。

他にも、レンタルサーバーのユーザー確認など、多くのシーンで使われている。

「2段階認証」によるセキュリティ対策がが当たり前の時代になりました。EコマースやSNSのアカウントを第三者に乗っ取られると、自分はもちろん友人・知人にも被害が及ぶ可能性があります。2段階認証に対応している人気サービスの一覧と、設定方法の解説記事のリンクをまとめました。

大抵、SMSが送られてくるものであって、ユーザー自ら発信するものは見かけない。

SMSを発信させれば、電話番号を入力させる必要がなくなる、という考え方もある。が、SMSが使えない、データ通信SIMというものも一般的であるため、かえってトラブルになるだろう。

国内、海外を問わず、SMSの発信には費用がかかるので、運用コストを下げるために、ユーザーが発信するよう設計したのかもしれない。
システムコスト

電話+IVRでもよかったのでは?

ユーザーの電話番号を確認したいというのであれば、電話とIVR(銀行とかの問い合わせ先に電話すると、番号を押してくださいと言われるアレ)でも十分可能だろう。画面で必要事項を入力させたあと、確認画面に適当な数字を表示して、「電話して音声ガイダンスに従って下記の番号を入力してください」という流れになる。

電話とIVR

つまり、入力確認のURLをメールで送るのではなく、確認コードと電話番号を画面に表示してユーザーに電話してもらうという仕組み。

普通はユーザーに送るもの

GoogleやAppleを始め、大多数のシステムでは、「SMSをユーザーに送る」形になっている。
こういった先人たちのノウハウを利用せず、わざわざ独自のやり方をする理由は何なのか?

確かに、SMSを用いた認証システムの構築例がはてなブックマークを賑わせるなど、トレンドとして(プラスの意味で)取り上げられることはない。しかし、「SMS認証 システム」でググればちゃんとヒットする。

重複登録・なりすまし防止には、本人性の高いSMS認証を! 電話番号の取得はキャリアによる審査があるため、不正取得や大量取得が困難。実在するお客様の携帯電話番号にSMSで認証コードを送り、その認証コードを入力してユーザー登録させることで、We

↓これは炎上したローチケと同じアプローチ。

## 3行まとめ - Twilioなら、自分だけの電話番号を簡単取得。 - SMS受信のタイミングで任意のAPIをキックしてくれます。送信者の情報も取得できるので、それを用いて認証機能を実現。 - コストは1通(1認証)あたり1円...

ググって見つけたページを適当にパクって仕様書を書いていると、利用者不在の仕様が出来上がってしまうことがある。通常は、社内のチェックや発注元が確認して世に出る前/開発に着手する前に改善されるのだが、スピード優先コスト削減優先で、そういったチェックを行わないこともある。あるいは、発注元がこういった仕様を出してくることもあり、「こんなシステム使いたくねーなぁ」と言いながら作ることもある。

今回は、前例のないシステムというわけでもなく、似たような仕組みは普通のユーザーでもお目にかかるものである。「コスト削減を優先した、利用者不在のシステム」と言われても仕方ないだろう。

おまけ

SMS送信APIを比較しているページを見つけたので、貼っておく。

前回の記事 は、予想以上に多くの方にお読みいただけたようで、大変光栄です。 apihikaku.hatenablog.jp 今回は、近年、ユーザ向けの通知チャネルとして再注目されている(ような気がする)SMS送信APIについてまとめてみました。 ※各サービスの機能や価格は2016年5月の執筆時点のものです。間違いがあれ...
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