AndroidからVPN Serverに接続する
Pritunlで作るVPN Server。Androidで手軽に常時VPN接続にはほとんど書かれていないので、詳しくまとめてみる。
4回シリーズの第3回。
- LightsailでVPN Serverを構築する
- VPN Server Pritunlの設定
- AndroidとPritunlを繋げる
- iPhoneとPritunlを繋げる
当然のことながら、本ブログの掲載内容から、いかなる損失や損害などの被害が発生しても、当ブログでは責任を追いかねます。
OpenVPN Connectを使う
Androidに入れるClientソフトはOpenVPN Connect。
設定ファイルはPCにダウンロードしておいたものをAndroidに送るのが楽。今回はDropboxを使う。
設定ファイルをAndroidに送る
VPN Server Pritunlの設定で設定ファイルのダウンロードまで済ませてあることになっているので、その続き。
ダウンロードしたファイルはtar形式になっているので、中からファイルを取り出す必要がある。Macならターミナルでtar -xf ダウンロードしたファイル
で、Windowsなら「Lhaplus」定番の圧縮・解凍ソフト – 窓の杜ライブラリや圧縮・解凍ソフト 7-Zipを使えばよい。
.ovpnファイルが出てくるので、これをDropboxに登録する。Dropboxのサイトから登録するのが簡単だ。フォルダを作って、そこに登録しよう。
AndroidでDropboxアプリを開き、上記フォルダを開くと、しばらくして登録したファイルが表示される。
ファイル名の右端のボタンをクリックして、メニューを表示させる。
「エクスポート」を選択。
「デバイスに保存」を選んで、保存先を選択。保存ボタンをクリックして、保存する。
設定ファイルを取り込む
このファイルをOpenVPN Connectに取り込む。
実験に使ったProfileが表示されているが、無視する方向で(笑)
右上の点々をタップ。
メニューから「Import」を選ぶ。
「Import Profile from SD card」を選択。
Dropboxで保存したフォルダを探す。おそらくDownload。
ファイルが見つかったので、ファイル名をタップする。
左下のSelectボタンが押せるようになったので、タップ。
- Profile Importedと表示されている
- OpenVPN Profile:の欄に、LightsailのインスタンスのIP address(PritunlのIP address)が表示されている
この2つを確認できたら、Profile(設定ファイル)の取り込みは完了。
接続確認
いよいよ動作確認。画面をスクロールさせると、ユーザ名(id)とパスワード(PIN)を入力する欄が現れる。
Profileをダウンロードしたユーザの、ユーザー名とPINを入力して、Connectをタップ。
接続できたか、サーバ側で確認してみる。
ログインして、Usersの画面を表示する。
Onlineと表示されていれば、接続OK。AndroidからVPN接続している状態だ。
最近のAndroid(Android 6.0 Marshmallow以降)だと、わざわざrootを取らなくても常時VPN接続ができる様子。
シリーズ索引
- LightsailでVPN Serverを構築する
- VPN Server Pritunlの設定
- AndroidとPritunlを繋げる
- iPhoneとPritunlを繋げる

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