iPadではSMSを受信できない
新しいiPad AirとiPad miniが3/18に発表され、画面の大きなiPhoneとして購入を検討している人もいるはずだ。
だが、注意。iPadではSMSが使えない。Wifi版が使えないのではなく、セルラー版であっても使えないのだ。ユーザー登録の時、コードがSMSで送られてくるサービスも多くなってきているが、それらのサービスは使えないということになる。
iPadは「画面の大きなiPhone」ではない
スマホの画面はどんどん大きくなってきていて、iPhoneもXS Maxで6.5インチになった。が、iPad miniは7.9インチ、iPadだと9.7インチと、まだまだ住み分けができる違いだ。
だが、違いは画面の大きさだけでなく、機能にもおよぶ。SMSが使えないというのは、結構影響が大きいのではないだろうか。
iMessageでメッセージは送れるが
iPadにもメッセージをおくるアプリ、メッセージ Appはある。が、「青いメッセージはWifiやデータ通信で」「緑色のメッセージはSMS/MMSで」送るようになっている。
「iPhoneでSMS/MMSを送るには」と追加説明があるが、iPadについては書かれていない。できないから書かれていないと受け取るべきだ。
(2020/10追記) ドコモ(dアカウント)でも、「 iPadなど、メッセージ(SMS)でワンタイムキーを受け取ることができない端末 」と明記していますね。
SMSが使えなくて困ること-認証コード(確認コード)の受信
SMSを使うのは、何かのユーザー登録したときの認証コードの受信だろう。ジーニアスバーの案内でも届くことがある。
メールアドレスとは違い、携帯番号が変わることは少ない。だから、携帯番号にメッセージを送るSMSは、広告媒体として期待できるのだが、日本ではまだまだ活用されていないようだ。
だから、ユーザー登録の問題さえクリアしてしまえば、SMSが使えなくても大きな問題にはならないだろう。
iPad版が用意されているアプリは、こういった問題に対処できていると考えてよさそうだ。それに、FacebookやGoogleといった、既に多くの人が登録しているであろうサービスと連携することで、認証コードなしにユーザー登録を行えるようになっているサービスも多い。
iPadにはSMSの機能がない
ネットを調べていたところ、「iPhoneで受信したSMSをiPadと連携させるための設定」というものが見つかった。iPhoneとiPadを持っているからできる技であって、「画面の大きなiPhoneが欲しい」場合の問題を解決しているわけではなかった。
「iPadではSMSは使えない」と知っていれば、アプリはiPad版をインストール、ユーザー登録するときはFacebookやGoogleのアカウントを使用することで、SMSが届かないトラブルに悩まずにすむ。
アップルのiPad紹介のところに「SMSは使えない」と明記してあれば、認証コードがこないと悩む人も減ると思うのだが…。
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