ゲームHit and Blowを作ってみましたが、とりあえず遊べるものという感じでした。
これを、少しずつ改良していきます。今回は、「型」をつけます。
型ヒントは付けた方がいい
Pythonでは変数や関数の引数、戻り値に型を書く必要がありません。「必要がない」ので型ヒントと言われますが、書いても問題ない、というよりも、作った人の意図を正しく伝えるために書くべきでしょう。
型ヒント、(Pythonの歴史から見ると)比較的最近の話なので、Pythonのバージョンによって少しずつ違ったりします。ですから、どのバージョンなのかは必ず確認しましょう。この記事では、環境構築で書いたように3.11を対象にしています。
関数の戻り値の型ヒント
-> 型
をつけるだけです。
のようになります。
型が変わる場合、例えば、何らかの処理を行ってintのデータを返すけど、エラーがあった場合はNoneを返す、なんて場合は
-> int | None
のように、| で区切って並べます。
戻り値がない場合
None という型を指定します。
関数の引数の型ヒント
変数名の後ろに
: 型
と書きます。
のようになります。
Hit and Blowのコードに型ヒントを追加したものは、こちら。
型ヒントの活用
あくまで「ヒント」なので、型が違うからってエラーになるわけではありません。ただ、事前チェックなどで活用できるので、積極的に使っていきましょう。